介護は不要不急に非ず~日本中の介護事業者・従事者に感謝

シングル&一人っ子、往復4時間という中距離の通い介護を続けるゆず吉です。

「緊急事態宣言」・・・ 生きているとこんなこともあるものですね。パンデミックやアウトブレイクという言葉を初めて知ったのは、四半世紀も前に観た映画であったように覚えています。

ゆず吉の住まいは東京都内です。半分パート、半分フリーランスという中途半端な仕事の仕方をしている身でありますが、緊急事態宣言が発令された4月7日までは、毎日ではないものの、朝晩ラッシュアワーの時間帯に電車に乗っておりました。4月に入り若干の混雑緩和はあったものの、自分が無症状感染者の可能性もあることから、3月の連休に実家を訪ねた以降の週末は超高齢の父の元を訪ねることを止めております。

電話で様子を尋ねてはおりますが、当たり前のように週末は来るものだと思っていた父には、とてもがっかりされてしまいました。来客もなく、ゆず吉がいるときしか作りたての暖かい食事や麺類の食事を食べることができないため、本当に心が痛いです。

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不要不急 vs. 必要至急

「不要不急の外出はお控えください」

まともに家事をしたこともないまま、85歳を過ぎて生まれて初めて一人暮らしとなったゆず吉・父。90近くなった今、一人暮らしの不安もあるだろうし、身体的な辛さもあることでしょう。足腰が痛く、自由に歩き回ることができないために、買い物にも若干不自由しています。

一人暮らしの高齢者のお世話は不要不急で好きな時に自粛するわけにはいきません。ゆず吉が健康であればできる、病気になればできない、再三再四、ゆず吉・父には説いておりましたが、もっと早くに人の目のある施設に住み替えておいてくれなかったことを本当に残念に思います。

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万が一に備えた準備

さて、万が一、高齢者が熱を出したり、不調を訴えたらどうしましょう。一人暮らしですので、ゆず吉が駆けつけることができいない場合を想定して、どうにか一人で乗り切ってもらうしかありません。

熱が出た場合に備え、必要な買い物はすでに済ませ、2月のうちに準備はしておりました。

3月には、「その時」に備え、どういう手順でどこに連絡し、どうしたらいいのかの一通りの想定解決策を残してきました。

そして、2週間分の入院(または、自宅以外での隔離)セットの準備も済ませました。

タオルたくさん、洗面用具、泡で出てくる液体ソープ、ティッシュペーパー、パジャマやスエット、途中で洗濯はできないだろうことを想定し、下着は2週間分。マスクや除菌シートなど、ないものは仕方がありません。衣類は新しいものを買い足して、とにかく多めに用意しています。

いつもの病院には感染症病棟がないため、どこか知らない病院へ連れていかれるだろうことも想定し、前回の入院・手術記録も荷物に入れてあります。年齢(老化)が原因でもありますが、悪くないところを探す方が大変なほど持病だらけ、特に肺疾患もありますので、今回の新型肺炎のウィルスに罹患したらすぐに命の危険がある状態になるだろうことは覚悟しなければなりません。

ただし、どうしても準備できなかったものもあります。いくらお願いしても延命措置の意志や希望する葬式の在り方については一切返事をしてくれませんでした。

頼みの綱のヘルパーさん

このような不安な中、決まった曜日、決まった時間に、契約したヘルパーさんがゆず吉・父を訪ねてくれています。顔なじみのヘルパーさんが現れ、明るく楽しくおしゃべりをしてくれることは、間違いなく高齢者の不安解消につながっているはずです。

ヘルパーさん自身も外を歩くことは不安が多いことと思います。ご自宅に学校が休みになってしまったお子様や高齢者がいらっしゃることもあるでしょう。ヘルパーさんたちには、本当に感謝しかありません。

今のところ通いのデイサービスも受け入れてくれております。天気が悪いとお休みをしてしまうゆず吉・父ですが、あまり行かない日が続くと心配をしてくれます。デイサービスで働く皆様にも本当に感謝です。

介護用物資の不足が心配

布マスクが配られるという話が出ておりました。マスクはほとんどありませんので、ないよりはよい、と思うしかありません。

ゆず吉・母が老人施設に入居していた際、おむつ交換の時にマスクと除菌シートは必須アイテムでした。室内で使用する消耗品、例えば除菌シートは、入居者が用意するものでした。 今は手に入りません。なければ汚れた部位は洗うしかありませんが、自力で立ち上がることができない人の陰部を洗うことは、大変な困難です。時間も要します。つまりは、介護者の負担が増すばかりです。

自分で石鹸を泡立て、洗うことができる健常者は、ぜひ、除菌シートやアルコール消毒液などの購入を控えていただき、介護が必要な家族、現場に回してあげていただきたいです。

備え vs. 憂い

戦争を知る世代の高齢の親や、ともすると、100年前のスペイン風邪の流行を知る世代の親をもつ方もおいででしょう。ゆず吉が話した高齢者の皆様は今回のパンデミックを「あの時に比べればこんなもの」と、鷹揚に構えておいででした。つらい目にたくさん合われた分だけ、強い心をお持ちなのでしょう。

何かと恵まれた時代に育った世代は、誰かが助けてくれることに慣れ過ぎているのかもしれません。誰もが齢をとります。介護は必ず必要になる、と、あらかじめわかっていることです。その備えを後回しにしていいはずがありません。

備えあれば憂いなし。備えがなければ、憂いだらけです。ゆず吉のように、介護に直面してからじたばたすると、自分が疲弊するだけです。別居の親を持つ一人っ子の皆様、いつか来る介護に備えて、十分に学び、備えてください。

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