中距離通い介護者・ゆず吉自身の心の変化11年早送り 後半編

ゆず吉です。シングル&一人っ子の身で週末ごとの中距離介護は、決して楽しいものではありません。

なるようになるさでやってきた11年ですが、正しく備えておけば、フルタイムの仕事を離職するという選択はしなかっただろうと思います。

50歳を超えて、また働けるようになりましたので雇ってください、と言っても、50歳事務系では、定年退職者と同じ枠で仕事の取り合い。それまでのプライドが邪魔をするため、給与の安い65歳定年退職者に軍配が上がります。

遠距離・中距離介護や、働く一人っ子介護においては、学ぶ備える、この2つに尽きると思います。

これから一人っ子介護だ、遠距離介護が始まりそうだ、嫌だ嫌だ、と思ってここにたどり着いた方に、少しでも参考にしていただければと思い、あくまでもゆず吉自身の一例でしかありませんが、11年ひとまとめに思い出してみたいと思います。

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中距離介護突入 ~ 中期に入るまで

介護突入時より、中期の入り口までは、こちらをご覧ください。

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中距離介護 中期 前半

これまでは、親が子離れできなかったから・・・、親が備えを怠ったから・・・、親が他人を寄せ付けなかったから・・・、というのは、すべて人のせいにした言い訳でした。

でも、よく考えれば、自分も知識がなかったのだから、自分も備えていなかったのだから、自分も他人を頼る術をしらなかったのだから。今思えば、親子そろって、出来損ないです。

後悔や反省は時には必要ですが、職を失ってからそんなことを考えていても仕方がありません。この先も、やはりなるようにしかならないし、自分の道は自分で作らないとならないのが、シングル&一人っ子です。

2度目の脱皮で、どろどろとした負の感情が減りました。いやいやオーラも出尽くしたのか、ひからびたのか、めったなことでは出なくなっています。




もちろん、遠くへ旅行へは行けません。でも、心にゆとりができた分、脳にも栄養が届くようになりました。

電車の中でひたすら寝る、ということもなくなり、自分のために何かをしようという気持ちになりました。

そこで手始めに、毎週往復4時間の電車の中で、読みたかった本を読み漁りました。過去数年分の受賞作品や話題の作品を図書館で借りまくりました。これが数年は続いたでしょうか。

読みたかった本を読みつくすと、今度は、本を読むだけでは実を結ばないと思うようになり、この週4時間の電車の時間で、いずれ活用ができるかもしれない資格という実にしようと思いつきました。

単なる思い付きですし、役に立つかどうかもわからないけれど、勉強しよう、という気持ちになったこと、これは、介護突入後のどろどろとしていた時には全く生まれなかった感情です。

中距離介護 中期

この頃、母が入院、施設への住み替えというドタバタ劇がありました。毎週どころか、週に2往復はしておりました。それでも、一人が病院や施設に居てくれると、介護者の負担はぐっと減ります。介護のかける時間は減りませんが、これまでとは比べものにならないほど身体的精神的に楽になり、往復2時間、ともすると週に2回で8時間。この電車の中での時間を、真剣に勉強をする時間にあててみることにしたのです。すると、電車の中で無作為に過ごす時間が、ためになる時間に思えるようになりました。集中しているせいか、電車の中で過ごす時間もあっという間です。

このときの電車の往復のおかげで、資格試験を一つ受け、合格しています。士業ではありませんので、だからなんだという程度の資格かもしれませんが、事業所によっては必置資格の国家免許でもあるため、いずれ何かの役にたつかもしれません。 何より、楽しいことが何もないうえ、すり減る、または、築き上げてきたものを一つずつ奪われていくように感じていた中で、目標を「クリアできた」という達成感を味わえたことがとてもうれしかったのです。

そして、今度は、役に立つか、仕事にできるか、じっくり考えながら、新たな挑戦をはじめることにしました。今のところ、目標の半分を達成し、さらに高いところを目指しています。

中距離介護 後期の入り口

介護突入からおよそ11年たち、一人目の母が旅立ちました。本当に長かったです。親二人を抱えるダブル介護から、親一人という普通の通い介護となりましたが、びっくりするほど楽になりました。親一人の中距離介護であれば、多くの人が大変だといいつつも、仕事をしながらでもなんとかこなすことができるのは本当だと実感できるようになりました。

当然、親二人のダブル介護時代より、時間にもゆとりができました。そして、ようやく心にゆとりも生まれました。

あと一人、今では唯一の家族となってしまった父のために中距離通い介護を続けていますが、時には隔週にしたり、日帰りにしたりなど、ある程度の融通もできるようになりました。これは、まだかろうじて父が家の中を歩けるおかげかと思いますが、いつか歩けなくなる日がやってきます。これからがゆず吉の中距離介護・後期の始まりです。

へこたれずに通い続けるモチベーションの保ち方

介護離職でめそめそしたり、転職できずに悶々と悩んだり、すべて親のせいだとイライラしたりしましたが、すべての負の感情は、結局自分に戻ってきました。家族の中のことですので、恨む相手すらおりません。自分が過ごしやすくするために工夫するのは自分です。自力で道を拓くしかありません。

ある時期から、嫌で嫌でたまらなかった実家へ向かう電車の中が、集中できる勉強時間へと代わり、今ではこれが通い介護を中断せずに続けていられるモチベーションになっています。

高齢者も、常に何かしらの目標や先々の予定、約束などがあることが、認知症予防になると言います。介護離職し、目標もなく、気持ちがよどんでいたゆず吉も、脱皮できなければ、うつ病の危機だったかもしれません。

これはあくまでもゆず吉の例です。どんなに人のブログを見たとしても、自分と同じ例は一つもないし、100%共感できるものもありません。でも、それぞれにできるモチベーションの保ち方がきっとあるはずです。ぜひ、探してください。

そして、やむを得ずに遠距離・中距離の通い介護が必要となりそうであれば、ゆず吉のように後からではなく、事前に学び、十分に備えてから臨まれることをお勧めいたします。きっと、乗り切れる道を探せるはずです。

親の介護のそのあとは・・・

シングル&一人っ子。親の介護のあとは、自身のおひとりさま老後が始まります。自分も学び、備えておかなければなりません。

50代の仕事や、中距離介護をしながら挑戦する資格試験の顛末、シングル&一人っ子のマネーなど、親の介護に翻弄されながら、おひとりさまが老後を考える裏庭を開設しました。ゆず吉の中距離介護期は、後期が終わるまではまだ続きますが、「ゆず吉の裏庭」へもどうぞお立ち寄りください。

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