中距離介護者、いつ休息する?

中距離介護中のゆず吉です。ここ数年、両親二人が別々の住まいにいたこともあり、親二人のダブル介護をしておりました。

一人っ子&シングル、親が二人とも介護状態で一人は実家で一人暮らし、一人は施設、しかもゆず吉は中距離、親戚は近くにいない、親の友人たちはすでに他界。ある時期まで、どうにもならないほどに精神的にも身体的にも追い詰められておりました。

春に一人旅立ち、葬儀やら相続やらのドタバタが一段落した今、少しだけ、ほっとできているように思います。

これで残る一人が転倒してケガなどしなければもっと落ち着けたのかもしれませんが、それでも一人減ったというのは、とても不謹慎ですが、正直ほっといたしました。あの状態がもう1年続いていたなら、間違いなく一家3人そろって共倒れだったと思います。

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ダブル介護の実情

介護突入当初の10年ほど前は、それでも実家に行かない週末も作れたものです。時を経て、父も母もどんどん老い、悲しいことに自分のことも自分でできなくなってくれば、人の手を借りる割合が増えてきます。そして、ゆず吉の週末通い介護が始まっていったのです。

親の具合は、日によってそれぞれ。まったく予想もつきません。来週末は休息できそうかなと思っても、突然転倒してけがをしたり、食事中の誤嚥で肺炎を起こしてしまったり、ひどいときには、一方が手術を受け入院中に、もう一方が別の救急病院へ運ばれるということもありました。

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中距離介護者ならではの通い介護

両親ともに介護度がかなり進んだころ、それこそへんな義務感や、遠くにいる親族のプレッシャーもあり、まともに毎週末、それぞれに少しずつでもお世話をするために、通っておりました。

何しろ二人です。どちらかが悪い方ことが多いので、結局、毎週出かけていく羽目になっておりました。そのせいか、実家方面へ向かう電車に乗ると気分が吐き気が襲ってくるということもありました。

これが飛行機で行くような遠距離ならともかく、日帰りも可能な電車で行ける中距離であるがために起きる悲劇です。

時間は作らないとできない

老いていく親は、一つずつ、できることが減ってきます。その分、介護者の時間をさし出ださないとなりません。 そのため、休息時間は、無理やりにでも作らないと、できません。

他に手がない一人っ子介護者は、その時間の穴を埋めるには、どうしても家族ではない誰かの手を借りないとなりません。それには、もちろん、お金がかかりますが、資金の不安から、親はお金を使いたがりません。

そこで、まずは親のお金事情を把握し、夫婦二人が88まで生きた時、一人が90で一人が95までの時、など、数種類の組み合わせでプランを作り、目先の2年間で確実に使える余裕資金を明確にし、それを今すぐに介護サービスに積極的に使ってもらうように説得したのです。

土曜日のデイサービス

当初、ゆず吉・両親には、デイサービスとは、車椅子になって歩けない年寄りが折り紙したり、歌を歌うだけのところ、という偏見があったようです。ところが、最近のデイサービスは、楽器を演奏したり、トレーニングマシンが並んでいたり、セラピー犬がいてドッグカフェのようだったりと、本当にいろいろなところがあるのです。

仮に、小規模多機能型居宅介護などを利用している場合、デイサービスの内容で行きたいところを選ぶ、ということができません。それが小規模多機能型居宅介護という、いわゆる、丸抱えサービスのデメリットでもあります。

本当は小規模多機能型居宅介護にしたかったものの、タイミングが悪くしそこなってしまったために、ゆず吉の親には、デイサービスやショートステイに関しては、好きなところを選べるという自由がありましたが、魅力あるところというのは、当然人気も高く、キャンセル待ちができておりました。

ところが、土曜日には空きが多かったのです。

逆転の発想

通常、介護者は、平日働き不在となり、週末は在宅します。そうした介護者のために、デイサービスは、平日の利用が多いようですが、人気のデイサービスでも土曜日なら定員割れしていることが多いようです。

ゆず吉も、週末は自分が行くのだから、利用してくれるのであれば平日がよいと思っておりました。そして、気が付きました。親が土曜日にデイを利用してくれると、土曜日に休息がとれるのです!

じゃあ、どうする?

介護の休みは、思い切らないと、休むことさえできません。

「俺の家」に執着して住み替えを拒否し、どうにかこうにか一人暮らしを続けるゆず吉・父には、今も土曜日にデイサービスを利用してもらっています。おかげで、その間にゆず吉・母のいる施設へ通うことができるようになりました。そして、ゆず吉・母が旅立った今、毎週末ごとだった実家泊りを、隔週泊りに減らせるようになりました。

そして、さらに改善をめざし、前述の目先2年の余裕資金を見直し、多少の自費サービスを組み入れたメニューを作り変えました。

ゆず吉の時間は、自費サービスの分だけは確実に取り戻せています。そして、休息の時間だけでなく、今のところ1~2か月に一度でありますが、実家以外のところに外出する時間も取り戻せるようになっています。

家族やご自身の仕事により、休息時間の確保はいろいろな方法があると思います。どのような方法をとってもよいので、自分のための時間の確保も介護サービスのメニューの一つだと思って、確保するようにしてくださいね。

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