相続ではじめて気づく、地方にしかない金融機関

ほんの2か月前まで両親のダブル介護をしていたゆず吉です。10年半の通い介護の末、一人目が旅立ち、今は二人目のために、相変わらず通い介護を続けております。

さて、旅立ちの後処理をするのも一人っ子は一人です。相続という手続きをしなければなりません。これがまた手間暇、時間がかかるのなんの・・・。役所も、ねんきん事務所も、銀行も、すべてにマイナンバーを出してあるはずなのに、まったく連携はしません。いったい何のためのマイナンバーなのかと思ってしまいます。

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親の銀行口座

ゆず吉家は、親自身も、ゆず吉自身も、親が老いるための備えというものをまったくしていなかった、典型的に準備の悪いファミリーです。

そこで、遠距離、中距離を通う一人っ子介護者への備えとして、なるべく早い時期に親のお金事情を把握し、銀行口座をできるだけ少なく整理しておくことを推奨しました。

そして、その口座は、一人っ子である介護者にも便利がよい銀行であることを推奨しています。

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親が亡くなった後に行う銀行への手続き

どの金融機関も、おおよそ似たような手順ですが、亡くなった家族の預金を受け取るには、「相続」という手順をふまないとなりません。

具体的な相続手続きの話はここでは致しません。あくまで親の介護に「備える」ための視点から見ていきたいと思います。

葬儀や役所等への手続きが一通り終わると、親の残したものを引き継ぐという相続の手続きが始まります。よく「銀行口座が凍結されてしまう」ので、その前に現金を引き出しておくべきだ、と聞きます。これは、半分あっていますが、半分は誤解があるように思います。

銀行に対する手続きは、この口座の持ち主が亡くなりましたので、相続の手続きを開始したいです、とこちらから言い出すことで手続きが始まります。自動的に、勝手に、口座を凍結されてしまうわけではありません。

なぜならば、その口座は、公共料金の引き落としの口座かもしれませんし、生活費が置いてある唯一の口座かもしれません。役所が、高額医療費や介護費の支払いを予定しているかもしれません。そうした予定をすべて把握し、引き落としまたは振り込み口座の変更の手続きをまず行ってください。

相続開始の手続き

そののちに、口座のある各金融機関に対し、相続人が、相続手続きの開始を申し出ます。この時点で、口座にあるお金は動かせなくなります。引き落としもできなくなりますし、また、振り込まれたお金も受け取ることができません。

一人っ子ファミリーを想定していますので、申し出る者は、亡くなった父・または母の配偶者と、一人っ子である自分です。

余裕があり、代理人を雇ってすべての相続手続きを依頼できれば便利ですね。ただ、家族構成が複雑ではなく、親と自分、という二人しかいない一人っ子ファミリーの場合、代理人に依頼するまでのことはありません。

亡くなった人の戸籍を、場合によっては出生から今に至るまでつながるように取り寄せる、という若干面倒な手続きはありますが、一人分ですし、内容はいたって簡単です。

地方ならではの金融機関

問題は、それを、どこでするか、です。

親の持つ口座に、親の住む地方にしかない銀行や、信用金庫、信用組合はありませんか?

お金の出し入れがなければ関係ないだろうと思ってはいませんか?

当面使う予定のない預金を置いてあるだけだからと、気に留めていないのではありませんか?

相続に至ってはじめて知る不便

相続開始の申し出を行うには、まずは金融機関の店頭に赴かなければなりません。それはどこにありますか?

全国展開しているいわゆる都市銀行や、ゆうちょ銀行であればよいのですが、親の住まいの近くにしかない地方銀行や、信用金庫、信用組合などはないでしょうか?

親の預金を受け取るには、相続開始の申し出を行うだけでは済みません。各金融機関の指定する書類をそろえ、再び店頭に赴かなければなりません。仮に、ここで出した書類に不備があれば、訂正や補完のために再び「いらしてください」といわれかねません。

遠距離・中距離で、かつ、働くシングル&一人っ子であれば、何度も仕事を休まなければならなくなります。

じゃあ、どうする?

相続手続きとは、思いのほか手間暇・時間をとられるものです。親の終末期には介護のために仕事をたくさん休み、続いて葬儀のために休みます。さらに相続の手続きでも何度も休んでも、同僚から見れば休んでばかりかもしれませんが、自分の体は全く休まりません。

縁起が悪いと叱られそうですが、 時間のあるときに、各金融機関での必要な手続きを調べ、必要な所要時間や日数をシュミレーションしておくと効率がよいかもしれません。

また、どうしても親の住む地域での店頭手続きをしなければならないような金融機関は、早目に他へ資金を移していることを検討してもよいと思います。

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