お父さんの家事能力アップを図る

シングル&一人っ子で中距離介護中のゆず吉です。介護状態の親二人だったときは本当にくたくたでしたが、ようやく一人に減ったんだなぁと実感できるようになりました。ダブル介護を経験したせいか、親一人の通い介護ならだれもがやっていること。何とかなりそうな気がします。

家事能力皆無だったゆず吉・父でしたが、3年かかりましたが、多少の家事をしてくれるようにはなりました。「多少」でも、大いに助かります。

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家事能力ゼロ

さて、家事能力が皆無だったというゆず吉・父のゼロ能力とは、どのくらいのものだったのでしょう。

炊飯器を使えません。
電気ポットに水を足してお湯を沸かすことはできますが、カップラーメンは難しくて作れません。
「レトルト」という食品が世の中にあることを知りません。
包丁を使えません。
電子レンジは、「あたため」のボタンしか押せません。
洗濯機も掃除機も、触ったことがありません。
トイレも浴槽も、掃除が必要だと思ったこともないようです。

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女房任せのダメ親父

今の若い男性は、学生時代に一人暮らしを経験したりして、最低限の家事をしたことはあるのではないかと思います。

ところが、少し前の世代のお父さんたちは、家事は女がするもの、自身で家事をすることなど想像したこともない、という方が少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?

こういうお父さんたちは、もし、お母さんが突然いなくなってしまったときに、生き延びることはできるでしょうか?

掃除については、ヘルパーさんにお願いすることで、最低限、病気にならないための衛生状態を保つ程度の家事は介護保険でも助けてもらえます。下着の洗濯は、週に1度の通い介護でもなんとかなります。

また、スーパーやコンビニが徒歩圏ならば、すぐに食べられる状態の食料、つまり、お弁当や総菜、おにぎりやパンが置いてあります。飢えることはないでしょう。

しかし、残念ながら、人は贅沢な生き物のようで、同じものを3か月食べ続けると、飽きてしまいます。最後まで一人で自宅で楽しく生きていられるかどうかは、つつがなく家事ができるかどうかにかかっているかもしれません。

85過ぎ、初めて洗濯機に触る

ゆず吉・父も、はじめは、食べ物は買えばいい、と言っておりました。それは長くは続くものではありません。お惣菜も弁当も、3か月も続けば飽きるものです。

では、どのくらいで覚えることができたか。これから教え込もうとする方に、ご参考までに、書き出してみます。

ゆず吉は、まず、ホームへ移った母と自宅にしがみつく父のダブル介護でヘロヘロだった自分の負担を減らそうと、ゆず吉・父に洗濯機の使い方を教えました。洗濯機にマジックで書き込みをして、壁にも大きな字で使い方を貼っておきました。はじめのうちは、俺のやることではないと無視されていましたが、それでも辛抱強く教え込むこと1年。ようやく操作を覚えることができ、3年過ぎたころにようやく自主的に下着と靴下、タオルを洗濯するようになりました。

料理はどうか

次に炊飯器。ご飯を炊くことを教えようとしましたが、残念ながら、まだ炊飯器は使えません。1合炊きのレンジで使える容器でもダメですので、これはもう無理なのでしょう。

ゆず吉・母が不在となり、1年がたったころ、お湯を入れるだけのインスタント味噌汁に飽きたようで、作り方を聞いてきたことがありました。最近は出汁入り味噌もありますので、これならできるだろうと思ったものの、「面倒くさい」が先にたったのか、インスタントのほうが美味しいのか、結局、あきらめて、今もインスタントです。

また、包丁をのこぎりのように握り、「切る」ことができるようになりました。剥くことはできません。したがって、果物の皮をむいて食べることはできませんが、トマトを切って食べることはできるようになっています。これも進歩の一つです。

レトルト食品は理解不能のようで、相変わらず買ってあげても食べることができませんが、なぜか難しそうなカップラーメンを美味しそうに食べています。体に悪いものは美味しいのですが、美味しいと思って食べているなら、本人は幸せなのでしょう。

「茹でる」を覚える

唯一できることができるようになった料理。それが、「茹でる」です。

野菜をゆでると、マヨネーズやドレッシングで食べることができると気づいたようで、茹でることを覚えてくれました。これには3年かかりました。 この「ゆでる」ができるようになったおかげで、生野菜だけでなく、野菜が多い食生活を送ることができているようです。

タンパク質については、ほとんどが配食サービスのお弁当か、買ったものを食べていますが、ゆでることを覚えたおかげで、ゆで卵ができるようになっています。唯一自分で作れるたんぱく質の料理です。

じゃあ、どうする?

家事のできないお父さん、健康に楽しく生き延びたいのであれば、とにかく家事を覚えましょう。それしかありません。

小学生に教えるより時間がかかります。そのうえ、小学生が覚える以下の種類しかできるようにはなりません。そこで教える側が、怒ったり、イライラすると、反発してしまい、やる気をなくさせてしまうこともあります。教える側も、いずれ少しでも自分が楽になるためのことだと思い、辛抱強く、臨んであげてください。

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