一人っ子介護突入の前に ~ 介護・医療体制を考える

一人っ子&シングルで通い介護中のゆず吉です。10年前に今と同じくらいの知識があれば違う道が選べただろうと思うと悔しい気持ちもあり、これから介護へ向かう方のために書き残していますが、要は、どういう介護をするか、に行きつきます。

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親の住まい、自分の住まい

同居か、近居か、Uターンか、通いか。すべては住まいが基準となります。突然起きる介護のつらさに負けずに、10年先の親と自分の姿を想像して、体制を整えるしかありません。

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住まいが決まれば、介護が決まる

ケアマネジャー地域包括支援センターから情報を得て、親の介護度が進んだ時に自分はどのくらいかかわれるのかを想像し、必要な介護体制を整えます。

医療体制も考える

介護体制だけでなく、医療体制も忘れずに考えておかなければなりません。親が自宅に住んでも、高齢者住宅や施設に住み替えても、医者と無縁でいられる老後はほぼないと思ったほうがよいです。高齢者への医療体制の選択肢もずいぶん増えています。ケアマネジャーや地域包括支援センターだけでなく、病院のソーシャルワーカーの意見も助けになります。

延命治療を考える

介護中の親が急変し、救急車を呼んだとします。その場合、病院で治療すれば治るとは限りません。救急車であわただしくついた先で、すぐに延命治療をするか否かの決断を迫られることは大いに考えられます。突然目の前にその事実が迫ったときに、後悔なく答えを伝えられるよう、本人の意思を書面で残しておくべきです。残された一人っ子がつらい決断をしないで済むために、親としての義務だと思ってもらえると嬉しいです。

「看取り」を考える

医療保険を使って最期を迎える、つまり、病院で最期を迎える場合は、さほど難しいことはありません。延命治療を施し、これ以上手を尽くせないところまで尽くします、というのが病院です。悩ましいのはそれ以外の場合です。

仮に介護者である子どもが遠距離で通い介護を選ぶ場合、最後まで親が自宅に住むことはほぼ難しいと思います。どのくらいになったら、どうするか、を考える時が必ずやってきます。その時に慌てないように、十分な備えをしておく必要があります。

そして、その時に行く先は、看取り対応をしてくれる施設を選ばなければなりません。つまり、息を引き取る最期の瞬間に家族がそばにいるわけではないことを想定していなければなりません。働く一人っ子のつらいところですが、一人で孤独死はもっと切ないです。

すべての高齢者住宅や施設が看取り対応があるわけではないことに注意してください。

看取り体験談

ゆず吉・母の最期は施設でした。ちょうど予定して訪ねた日に、「今日明日あたりでしょう」といわれ、奇跡的にも看取ることができました。看取る家族も、一人っ子ですので、一人です。とても心細く、不安でしたが、母が施設に居てくれたおかげで、どうにか乗り切ることができました。最期が近づくころになると、夜勤のスタッフ全員が仕事の手を止め、母のベッドを囲んで居てくれました。母を看取ってくれただけでなく、一人しかいないゆず吉も見守ってくれておりました。今も施設のスタッフへは、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。

ゆず吉が最期を看取れたのは、偶然が重なった奇跡でしかありません。遠距離、中距離で、働く一人っ子介護者は、親の最期を看取ることはほぼ不可能かと思います。

介護が終わったとしても、後悔がたくさん残ります。少しでも悔いを減らすためにも、早めに、十分に、備えておくしかありません。


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