自宅から入院した親が退院しても自宅に帰れない状態のとき、どうしますか?
病院は介護者の味方とは限らない

シングル&一人っ子で週末中距離介護中のゆず吉です。

高齢者住宅や施設の見学はしたものの、結局住み替える決断ができなかったゆず吉両親でしたが、一度は施設見学に行っておいて本当に良かったと思う事態が起きました。

もともとベッドやトイレから立ち上がることや室内でも歩くことが精いっぱいであった母でしたが、2週間も「安静に」病院のベッドに寝ていると、いざ退院となったときにほとんど歩けなくなってしまいます。そのままでは自宅に帰っても元の生活はできません。

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リハビリはどこでする?

高齢者が2週間入院すると、下肢の筋力が落ち、入院前は歩けたのに退院時は車椅子ということは珍しくありません。立ち上がることや、歩くことに困難が生じたとしても、入院の原因となった病気が治った場合、今の医療制度では、歩けるようになるまで病院に居続けることは難しいことが多いのが実情です。ゆず吉も、この医療保険と介護保険の境目になる部分がなかなか理解できないでおりました。

大きな救急病院の場合や公立病院の場合、急性期が過ぎたら次に救急で運ばれてくる患者のためにベッドを空けてくださいと迫られます。ごもっともです。そうはいっても、自宅でこれまで通りの生活は今すぐ送れる状態にありません。さすがに慌てました。さて、どうしたらいいのでしょう?

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介護老人保健施設

急性期の状態が過ぎ、「あとはお家で療養して体力を回復させてください」と言われても、歩けないのに自宅には帰れません。

退院後、筋力の低下ですぐに自宅で生活できない方のために機能訓練などを目的としたリハビリ施設があります。それを、介護老人保健施設、通称「老健」と呼びます。 入居期間には原則3か月という上限があります。ただし、要介護1以上に認定されている高齢者に限られ、支援1や支援2の高齢者は保険の利用はできません。

短期入所療養介護を提供する施設

介護療養型医療施設、療養病床とも言いますが、重度の認知症患者や寝たきりの高齢者で長期に医療上の治療が必要な方向けの施設があります。これらは費用も控えめなですが、やはり、要介護1以上という条件が設定されています。また、地域によっては希望してもすぐには入れなかったり、入居要件が厳しかったりします。

また、まれに療養用のベッドを有する病院があります。昔はこうした病院が多くありましたが、介護保険の導入以後、めっきり少なくなってしまっております。住まいの近くにこうした病院を 探すのは困難かもしれません。

介護保険の再申請

入院中に介護保険の再申請を行い、現在の状態に見合った介護度にしてもらうという方法があります。支援2では利用できない施設も、介護1では利用できるからです。

ただし、自治体にもよりますが、退院までに新たな認定は間に合わないケースがほとんどではないかと思います。また、1~2か月も経つうちに回復してしまうこともあります。明らかに介護1以上から回復しそうにないと予想される場合は、先に利用を開始しても、申請日まで遡ってサービスを利用することができますが、微妙な場合、介護保険を利用した少ない負担で滞在できると思っていた施設が、10割負担の請求となってしまうこともあります。

では、支援1~2の高齢者が車椅子になっていたら、いったいどうしたらいいのでしょう?

ショートステイ・ミドルステイ

ゆず吉母は入院時、支援1でした。救急病院から退院を迫られ、泣きついては1日伸ばし、電話に出ないようにしては1日伸ばししていましたが、やはり限界はあります。

入院中に介護保険の再申請を行いはしたものの、認定調査の連絡すら来ず、病院からは日々退院を迫られます。車椅子では自宅で生活はできませんし、ゆず吉は別居の上、平日は働いています。同居の父は、本人が生活するだけで精一杯です。

病院のソーシャルワーカーと相談し、結局この時出した結論は、空室を1週間程度のショートステイや6か月までのミドルステイで利用させている有料老人ホームを利用することでした。

自立でも入居できる介護施設を探す

もし、以前に施設見学をしていなければ、ソーシャルワーカーのその提案も良い案には聞こえなかったかもしれません。どんなに遠くても、一人でもがいて療養病室を持つ病院を探し回ったかもしれません。施設をいくつか見学をしておいたため、この切羽詰まった状況下で本当に役に立ちました。

じゃあ、どうする?

方針さえ決まれば後は簡単です。無料で利用できる高齢者住宅検索サイトでの施設探しも、二度目とあっては慣れたものです。翌日の夜には空室のある施設のリストを手にしていました。

親が入院したら、その日から、退院後について考えなければなりません。慌てると、仕事を休まなければならない日がまた増えてしまいます。そうならないよう、できる限りの備えをしておきましょう。

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