終の棲家(ついのすみか)、まずは知ることから
終の棲家へ住み替えを考えるのなら、早めに見学しておこう

シングル&一人っ子で中距離通い介護中のゆず吉です。ダブル介護から解放され、ようやく親一人の介護となりました。少しだけホッとしているところですが、自宅には一人暮らし中の、もうすぐ88になる父が・・・ まだまだ通い介護は続きます。

厚生労働省のホームページによると、2025年をめどに、重度な要介護状態となっても住み慣れた自宅に最後まで住み続けることができるよう、在宅介護、在宅医療の仕組みを構築中だということです。これは、同居する家族がいない場合や、家族が遠方にしかいない場合も有効なのか、大いに疑問があります。

さて、数年前に戻りますが、両親を連れて施設見学にでかけたときのこと。

「うちは、じゅうたくがた なので」
「うちは、さこうじゅう です」

いわゆる老人ホームの見学に行ったつもりでおりましたが、何を言われているのかわからず、おそらく顔に ??? が出ていたことと思います。

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高齢者住宅には種類がある

特別養護老人ホーム
介護老人保健施設
介護療養型医療施設
サービス付き高齢者向け住宅
軽費老人ホーム A型
軽費老人ホーム B型
ケアハウス
介護付き有料老人ホーム
介護付き住宅型有料老人ホーム
介護付き医療型有料老人ホーム
グループホーム
高齢者向け優良賃貸住宅
高齢者専用賃貸住宅、などなど。

知りませんでした。本当に、行ってみるまで、知りませんでした。そんなに種類があったとは。そして、何が何やら。

老人ホーム・介護施設の検索なら【LIFULL介護】

それぞれに、入居要件や費用が違う

特養とか、特老などと略される特別養護老人ホームは、常時介護が必要な要介護度3以上でないと入居ができず、多くの市町村では入居者待ちの列ができていると聞いています。老人保健施設、通称「老健」は、退院後に弱ったまますぐに自宅で生活できない方のために機能訓練などを目的としたリハビリ施設ですが、利用は要介護1以上の高齢者で、入居期間には原則3か月という上限があります。

介護療養型医療施設、療養病床とも言いますが、重度の認知症患者や寝たきりの高齢者で長期に医療上の治療が必要な方向けの施設です。これらは費用も控えめな分、地域によっては希望してもすぐには入れなかったり、入居要件が厳しかったりしますので、終の棲家として自ら決めて住み替えをする家にはなりません。

有料老人ホーム

昔・・・といっても平成になる前の頃のことですが、「高い」というイメージの有料老人ホームも今はずいぶん数も増え、高級感のあるところから、費用も抑え目のところまで、それぞれに個性のあるホームができています。入居条件は施設によりそれぞれ異なり、また、介護付き、住宅型、住宅型介護付き、医療型介護付き、など、一口に有料老人ホームとして区分できないほど種類があります。例えば、比較的お元気で自立していたために夜間に看護師が常駐しない比較的費用の安い住宅型老人ホームに入居した方が、時の経過とともに寝たきりとなってしまい、痰の吸引が必要になったために、医療型介護付き有料老人ホームに引っ越しをしなければならない、というケースもありそうです。また、胃ろうは対応するが静脈栄養は対応できない、看取りをする・しない、など、施設によって対応もわかれます。それぞれの施設でできること、希望や予算、身体状況に応じて考えるしかありません。

軽費老人ホームとケアハウス

身寄りのない高齢者などが入居できる老人福祉法で定められた施設に、経費老人ホームA型(食事付き)・B型(自炊型)、また、新たにできたC型(自立型・介護型)があります。有料老人ホームに比べると費用は安く、収入によっては自治体などからの助成もありますが、もちろんメリット・デメリットはあります。

また、グループホームという施設があります。認知症高齢者が共同で助け合いながら生活する施設です。有料老人ホームに比べると低価格ですが、認知症高齢者のための施設ですので、認知症ではない高齢者は入居できません。

サービス付き高齢者住宅

略して、サ高住(さこうじゅう)は、現在一番数が多いという統計があります。支援や介護認定を受ける前から入居でき、単身でも夫婦でも入れるように部屋の種類もあります。一見してマンションのような住まいで、通常の賃貸マンションは高齢者にはなかなか貸してもらえませんが、サ高住は、高齢者専用のバリアフリーマンション、というところでしょうか。同じ建物の中や隣接して医療施設や介護サービスの事業所があり、必要なサービスのみ依頼することができるため、オールインワン型の有料老人ホームに比べると費用は安く済みますが、サ高住という自宅で一人暮らしをしているようなものですので、介護度が上がってくると対応しきれなくなり、再度引っ越しをしなければならない場合もあります。同じ建物の中に、サ高住と介護付き有料老人ホームが入っている施設も見学したことがあります。

じゃあ、どうする?

無秩序に集めてしまった施設の資料が逆に幸いし、様々な種類の施設を見学をすることができました。終の棲家を選ぶには、まずは知ることから。まさに「百聞は一見に如かず」。

両親の施設探しでしたが、お一人様老後を迎えるゆず吉自身にも大いに参考になりました。

さて、見学の結果は・・・そのお話はまた次回。

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