申請までは簡単な介護保険、次の認定調査が結構つらかった

一人っ子中距離介護中のゆず吉です。

地域包括支援センターにおんぶにだっこで介護保険の申請をしてもらった後は、認定調査が待っています。仕事を休んで付き添ってみたものの、調査員に対してむっつりと口もきかない母。痛いのを我慢して屈伸してみせてしまった父。初めての認定調査は、予想通り、見栄を張る両親の抵抗により、最悪な展開が待っていました。

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調査って何をするの?

口頭で一問一答。調査員が手元の資料に回答を書き込んでいきます。定番の質問ですので、介護保険の解説本や、ネットなどでも内容は事前に確認することはできます。

ゆず吉の実家の地域の場合ですが、のちにケアマネージャーに聞いたところによると、要支援・介護が認められやすいのは身体的な老いで、歩けない、食べ物を買いに行けない、手や足が自由に動かない、など、日常生活により生活に支障のある部分が重視される傾向がある、ということでした。認知機能の低下は、軽度程度であれば、重要視される要素にはならない傾向にある、ということでした。これはあくまでゆず吉の実家の自治体の傾向です。どこも一定の認定基準はあっても、自治体の予算や人員により、かなりばらつきがあるようです。

さて、調査の質問の一つに、排泄機能を尋ねる項目があります。これは、介護する側にとっては非常に重要な部分ですが、親本人に調査員が面と向かって尋ねるため、「わたし、失禁しちゃいます」とはなかなかに認めてくれるものではありません。特に、男性調査員が女親に聞く場合、女性調査員が男親に聞く場合、また、家族が目の前にいる場合は、ほとんどが見栄を張った回答になるのではないでしょうか?目の前で子が即座に訂正しても親をひどく傷つける原因にもなりますし、一番言われたくないことを人前で言われたとして、あとあとひどくこじれます。もう少し調査の仕方を工夫してもらいたいものです。

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主治医の意見書が重要

申請書には、主治医の意見書が添付され、認定に重要な要素となるようです。申請書を作成する際に、こちらから誰が主治医かを申告し、その主治医に役所から直接、意見書の発行を求めます。ゆず吉両親の場合は、大病院に診療科ごとに主治医がいるようなものでしたので、そうした場合は、そのうちの一番重要と思う一つを自分で選び、申告しなさい、と言われました。

2分診察の大病院では、治療を必要とする部分しか診てくれていないため、日常生活で困ったことなど知る由もありません。介護保険の申請においても、「かかりつけ医」は最強です。

調査時間はあっという間

さて、一通りの質問が終わると、調査員はそそくさと帰られます。聞けば一日びっしり、あちこちを回っては、質問を繰り返しているのだそうです。役所の嘱託調査員という場合もあります。母の目の前で排泄機能の件を訂正できなかったので、見送りがてら、そのことを伝えてみたのですが、あっという間に自転車に飛び乗って、立ち去ってしまいました。あれでは、後から誰がどうだったかなど、確かな記憶には残らないことでしょう。本人が大丈夫と言ったので、問題なしとメモされたまま、役所に戻ってそこを訂正してくれたとは思えません。

申請結果は?

さらに1か月ほど待った頃でしょうか、ようやく結果の通知がありました。

ゆず吉両親の場合は、地域包括支援センターから提出していただいたので、通知が郵便で届く前に、センターがいち早く結果を知り、電話で教えてくれました。母は支援1、父は自立。

えっ、その程度?しかも、父は自立?!屈伸なんてしたから?

母を知るお隣の市の病院のケースワーカーさんに尋ねてみたところ、どう見ても要介護1~2は確実だと思ったということ。xx市は財政が厳しくて認定出さないって話は本当だったのねぇ、と言われてしまいました。

今更引っ越しもできませんし、もう仕方がありません。1年目はあきらめることにいたしました。

じゃあ、どうする?

自立に不服がある場合、行政手続きですので、不服申し立てができます。少しだけやる気になってみたものの、これには膨大な労力と時間が必要であることがわかり、仕事を休む日をなるべく減らしたいゆず吉、あっさりと断念。でも、実は「再申請」という方法がありました。不服申し立ては役所も嫌うほど手続きが煩雑で偉い人も登場しておおごとになってしまうようで、今はこの方法が一般的だということです。さてこの「再申請」、翌年父が再び自立判定された際に利用してみましたが、どんな方法かと思えば、もう一度、まったく同じ申請書を出し、再び認定調査をしてもらう、ということでした。

保険の申請では家族が仕事を休まずになんとかなりますが、さすがに認定調査は親だけに任せるわけにもいかず、再申請もするとなると、調査のたびに仕事を休まなければなりませんが、たとえ一番低い支援1でもよいので認定してもらえれば、親一人に対し一人のケアマネージャーがついてくれます。一人っ子介護で行き詰まっていたゆず吉に、心強い味方が増えたことになります。介護保険の申請や調査は無料ですので、一人っ子介護でつらい思いをする前に、躊躇せず、早めに申請してみることをお勧めします。

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