一人っ子介護突入の前に ~ 病院を考える
病院は治すために行くのか、治らない症状を改善させるために行くのか

シングル&一人っ子で週末中距離介護中のゆず吉です。

病院は、ほぼ一生お付き合いするところです。国が推奨するように、自分のかかりつけ医を持っておくことが一番良いと思いますが、10年の間に母は数回病院を変えました。大病院こそが信頼できる病院で、小さい病院ではだめだ、という考えの持ち主だったのです。

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徒歩で行ける小さな内科クリニック。本来は、こういうお医者様が『かかりつけ医』になるのでしょう。ところが、母曰く、あそこも、そこも、咳をしたらスタッフに嫌な顔をされた、ここの医者は仏頂面で気に入らない、むこうの医者には睨まれた、とダメ出しばかり。

そして自分で選んで通ったのは、片道1時間半もかかるような有名大病院。テレビや雑誌で名の知れた医師がおりました。これは確実にテレビの影響としか思えません。2時間待って診察2分。それでも、そこに通うことが自慢だったようです。

さすがに通いきれず、次に選んだのは、地元の大きな公立病院でした。なんでも、知り合いの知り合いの知り合いという誰だかもわからない人が、その病院の偉い人だから、という理由でした。

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融通がきかない公立病院

そうではない公立病院もたくさんあるとは思います。決めつけているわけではありません。ただ、母が選んだ病院は、病院のルールを少しでも外れたことができないところでした。

そればかりか、ゆず吉には、そこで働く方々の頭に角が見えました。患者さんにも、「ちょっと」という呼びかけです。手がかかりそうな認知症のお年寄りやゆっくりしか動けない高齢者を邪見に扱っていることも多く、いろいろと残念な病院でした。

天使がたくさんいる私立病院

父も、地元の小さなクリニックではなく、大きな救急病院に通院していました。公立病院や大きな私立病院のいいところは、同じ病院の中に様々な診療科があることだと思います。父の通院している病院は、全国展開している私立病院ですが、医師や看護師も、行きたい街への異動ができるようです。そのためか、担当医が3~4年で代わってしまうこともありますが、ストレスアウトしたスタッフもおらず、家族の事情や気持ちをよく汲み取ってくれ、良いことしか思い出せません。

それでも大病院。外来の待ち時間は長く、2時間待ちで診察2分は変わりません。結局仕事は丸1日休まないと付き添いはできません。

かかりつけ医を見つける

10年経って思いますが、やはり、かかりつけ医は最強です。

足が弱ってきた年寄りが自力で通える場所にあること。
往診してくれるクリニックであること。
通院困難になったときに、訪問診療をしてくれること。

親が自力で歩けるうちに、こういうクリニックを見つけて、かかりつけ医になってもらうことが、働く一人っ子介護の負担を確実に減らしてくれることと思います。

外科的な治療が必要となった場合は、手術のできる病院へ行かなければなりません。そうした一時的な病院付き添いはやむを得ないでしょう。でも、治療が終われば、元のかかりつけ医に渡すための「診療情報提供書」を作成してもらえます。2分診察のために外来に通う必要はなく、大きな病院にはこの「地域連携」と呼ぶ仕組みが浸透しています。ただし、患者が申し出ないとなりません。申出の無い限り、おそらく、いつまでも次の外来の予約を入れ続けられてしまうことでしょう。

一時は往診してくれる医師がめっきり少なくなりましたが、今は往診や訪問診療を専門にするようなクリニックもできています。処方箋も届けてくれる薬局が増えました。介護保険の登場で、病院事情もずいぶん変わりました。

病院は、治るために行くのか。老化により治らないものの症状を緩和させるために行くのか。時が経つにつれ、少しずつ後者、つまり、症状の緩和に限定されていきます。先々を考えて病院を選んでおけばよかったと痛感しています。

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